心の声、目には見えないもの、当事者にとってはリアルなんです。

最近仕事で面談、カウンセリングを実施する機会が増えました。


精神科領域に興味を持ち、精神科の看護師として働き始めた頃、私は偏見が強く無意識に患者を傷つけていた。

反省してもしきれない、本当に申し訳ない思いです。


私が若かった頃はきっと横柄で、精神疾患の患者へ何かをしてあげることで自身の存在価値を見出していました。本当に恥ずかしいことだと思います。

共存や共生などの概念ではないです。ただの自己満足でした。


今こうして仕事ができ、患者から信頼をされるようになり、色々な人が私に話をしてくれるようになりました。
患者の皆様に多大なるお世話になりご迷惑をかけて、傷つけて、そして気が付いた。


最近、当院のデイケアに通所が始まって間もない患者が私のところに話をしに来ました。

最初は遠巻きで、私が他の患者と話しているとそっと近づいて、何となく話に入ってきて。

何だか話したそうな様子だと思っていました。


「心の中で何を思うのも自由ですよね」「心を抜き取られる感覚がするんです」「それがテレビで流されてしまい」
(※言葉の形、内容は少し変えてあります。)

「これは病気のせいなのでしょうか」と私に質問をされました。


私は「心が抜き取られる感覚がするのですね、その時にどのように思われますか?」と返答をしました。


以前の私なら、「幻聴ですね」「内服はきちんとできていますか?」などと返していたでしょう。


どのように思われるか、「とても辛い、苦しい」と返答されました。


幻聴とや幻覚と言ってしまえばそれまでなのでしょうが、当人にとっては「現実」なんですね。


「苦しいですね。辛かったですね」と言葉を返すと、話がもっとでてきました。



統合失調症の症状では、一般的では考えられないことを話される人がいます。ただ、それを症状と医療者側は片付けてしまうのですが、それが当事者にとっては現実に起こっていることであり、実際に苦しまれているのです。


やっと、こうやって寄り添う事ができるようになってきた、今若手の看護師を見ると、以前の私のように横柄な対応をする者います。友達のような口調で話すスタッフもいます。

しっかりと教えていかなければ、私の反省も踏まえて、これからも頑張ろうと思いました。

にほんブログ村

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック