生長と自立 親離れ

精神発達遅滞のある20代前半の男性利用者のことです。Aさんとします。

Aさんは中学校の特別支援学級で暴れてガラスを割り、警察が呼ばれて、学校側から卒業はさせるから登校をしないでくれといわれていたそうです。

Aさんが体は大きく家で暴れてしまうと相談があり、日中の気分転換活動のためにデイケアに通所になりました。

人見知りはするけど、デイケアでは常に周りを見て人に気を遣う、率先してお手伝いをかってでてくれる良い方でした。

家で暴力を振るったら入院を対応などもしていたのですが、入院するととても良い方、いつも笑顔で行儀もよく、病棟でもアイドルな存在になっていたそうです。

どうしてAさんは外では良い方で、家では暴れるのか、家族には甘えてしまうのであろうか。
本当に粗暴なら、デイケアや病棟でもそういった素振りがでるはず、外で良い顔ができるのはある意味、社会性の一つです。

本人に聞いても何らかの原因はあるようなのだが、本人の返答としては「何と言って良いのかわからない」「それは言えないな」など、常ににこやかでした。


今回は退院まもなく暴れたと母親から相談がありました。

本人から暴れた理由について聞いてみました。

中々明確な表現が出てこないのですが、自分のことについて聞いてみた時に、

「半分大人で半分子ども」という返答でした。

デイケアに通所が始まってから9か月程度、休みながらであるが楽しそうに通所されている。

Aさんは元々人と接するのは苦手ではない人でだと思います。

中学という年齢から学校からはじかれて、家族以外の人とは接点がない状況。
明らかに対人関係不足でした。

デイケアの環境で、急激に対人関係の機会が増えて、急激に成長をしていた。

両親がその成長について行けずに本人に接する態度が、いつまでも子ども扱いであった。

親離れの時期、葛藤などではないのか。


思春期、青年期、親への反発で、家を出る、独立をするなどは当たり前のことです。


そのあたりが引き金になったのではないかと支援者間で結論を仮定しました。

人はいくつになっても成長ができる、そうした成長を信じてあげないと、暴れる事だけにフォーカスがされてしまうとその方だけが悪者になってしまう。



にほんブログ村今回のAさんに対する支援を通して、私も考えさせられ、勉強になりました。

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