BPD(境界性人格障害) その⑤ 治療経過 

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治療経過により明るい展望を考えられるようになります。

では治療経過について考えていきましょう。


<治療経過>

①苦しさへの気づき

・生きていることへの苦しさ、息苦しさ、なんで生きなければならないのかなどの生存への不信、存在価値の否定などを日頃から感じるようになります。
・自暴自棄になる(自分を大切だと思わない、非行やドラッグ、過量服薬、リストカット、喫煙、アルコール、過度なセックスなど)
・他人や自分に対して攻撃性を向ける(些細なことでの怒り感情をぶつける、怒ってしまう自分を過度に責める)
・他人の愛情を過度に欲する(簡単に好き嫌いになる、他人を振り回し愛情を向けさせる行動をとる)
・あらゆることを脱したい、回復したい欲求が生じます。

②支援につながる

・医療では主には薬物療法が主流になります。(安定剤や睡眠剤により気持ちの安定を図ります、ただ根本の解決にはならないので長期化、更に安定したいなどの思いから内服薬に依存するケースがでてきます)
・カウンセリングではアドバイスなどではなくクライアントからの話を中心に展開していきます。(近況における不満や悩みを扱う場合もあれば過去のトラウマについて掘り下げていく場合もあります)
・医療やカウンセリングは受けたからすぐに解決するわけでもなく長期化するケースがほとんどです。

③支援への不信

・治療過程は焦りなどもあり、精神状態は一時的に悪くなることもあります。
・治療への過度な期待、効果が出ないことへの不安や不信などの気持ちが生じます。
・この時期はドクターショッピング(この病院はだめだ)などの気持ちから医療機関を簡単に変えるなどの行動が起きます。
・気持ちがボーっとするのでつらい気分を紛らわすために内服薬への依存が生じることがあります。
・治療者とは相性もありますが合わないと思った治療者に対しては激しい攻撃性なども生じます。
・自暴自棄になり、何もかも嫌になることもあります。
・ここの経過から前に進めず、慢性経過していくケースはかなりあります。

④気づき

・治療とはあくまでサポートであり、自分の力で回復しなければならないことに気が付く。
・自分の寂しさに周囲を巻き込んでいることに気が付きます。
・自分の心と向き合い始めます。
・気分が良い時と悪い時の差が出始めます。(悪い時ばかりが焦点化されて、不安が著しくなります)
・気づきは重要な分岐点です。

⑤夢や希望(未来)

・未来について、昔持っていた夢などを語ることができるようになります。
・理想に近づけない自分に対して腹立たしかったり、自己嫌悪などの感情が強くなったりもします。
・未来を考えられるようになると回復は近づいていきます。

⑥未来とのギャップ

・現状を正しく客観的に考えられるようになります。
・第三者のせいにしていてもいたずらに時間ばかりが経過してくことを理解します。
・現実を受け入れることは怖いことでもあります。
・今の現状で持っている夢と出来ること、叶うことの折り合いをつけられるようになります。

⑦今を生きる

・失われた時間が大きいこと、今の現状を受け入れできることから踏み出します。
・希望を捨てず一歩一歩前に進むことを努力が必要です。
・厳しい時は戻ることも大切ですが、一気に自暴自棄までいかないで少し休むなども必要になります。
・体力及びメンタルを鍛えていくなども重要になります。

⑧社会復帰

・現状と照らし合わせ、できる形でまずは社会復帰をします。
・更なる展望は次のステップになります。

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